役立ち感育成プロジェクト(24年度プロジェクト)

1.趣旨

     

  •   昨年度、「東日本大震災、被災地支援プロジェクト」を行い、工業高校生の製作物を被災した方々に少しでも役立てもら
  •  うことで、ものづくりが人のためになり、学ぶことの意味、技術を磨くことの意味、報酬の意味、を改めて考えることがで
  •  きた。
  •   本年度は、地元の地域を中心に「ものづくり」の役立ち感を高めることで、生徒の向上心と意欲を高め、広く工業の有用
  •  性、社会に貢献する有徳性を涵養する。
  •  

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2.実施概要と学年テーマ

  •   主に、富士地域の高齢者介護施設などと連携し、授業など学校の教育活動で製作したものを役立ててもらったり、設備
  •  や備品等の補修や改善に取り組んだりすることで、人のために役立つ実感と遣り甲斐を感じる活動を推進する。

  •  また、製作物で生活用品となる一部のものは、昨年に継続して「遠野まごころネット」に送り役立ててもらう。
  •  学年ごとにテーマを決め、行事や授業に関連付けて実践し、継続性も検討する。

  (1) 1年生「小さな子供たちへの思いやり」

 

    11月に実施される保育体験に向け、遊べるものや保育園で使えるものなど作成する。

    クラスによって制作物(おみやげ)の有無があってもいけないので、学年対応とする。

 

  (2) 2・3年生「お年寄り、体の不自由な方への思いやり」

 

    高齢者介護施設等で使える機能訓練用具製作、備品補修など。実習や課題研究で取組む生徒を募り活動する。

    また昨年度、卒業生が家庭学習日を使い、培った技術で記念品を製作し、学校に寄贈して感動を与えた。

    そのような取り組みがあれば、これを奨励したい。「感謝の気持ちを伝える」

 

  (3) その他

 

    「被災地支援プロジェクト」で、交流委員会、家庭科、生徒会・文化実行委員会等の寄付もあった。

    製作物のみでなく、交流を通しての役立ち感の育成も勧めて行く。

 

3.活動スケジュール(予定と方法) 

月日 行事など 学校全体の流れ・連携業務 1年 2年 3年
4月 年度当初の活動

連携先決定・確認

保育体験(1年生)
介護施設(2・3年生)

連携先保育園
要望等聴取
連携介護施設
要望等聴取
連携介護施設
要望等聴取
5月  

学科、教科など、

各団体よりアイデア募集

活動計画作成
サンプル作成
活動計画作成
サンプル作成
活動計画作成
サンプル作成
6月  

連携先へアイデアの提出

製作開始

計画調整 計画調整 計画調整
7月  

製作、補修活動、交流支援

 随時

必要に応じて
交流・贈呈

メッセージ等
必要に応じて
交流・贈呈

メッセージ等

必要に応じて
交流・贈呈

メッセージ等

8月 1日体験入学
ものづくり教室

製作、補修活動、交流支援

 随時

9月 富士市発明工夫展

製作、補修活動、交流支援

 随時

10月 吉峰祭 製作物の完成と展示
11月

保育体験

(1年)
修学旅行

(2年)

製作物の贈呈と交流活動 保育体験実習
製作物活用
修学旅行

交流支援活動
(有志)

 

(記念製作)

12月

課題研究発表

(3年)

反省と今後の課題

感想、反省

収集

感想、反省

収集

感想、反省

収集
(記念製作)

  連携先と連絡を取りながら随時、活動していく。一斉に活動することは、困難だと思われるので調整しながら、

 生徒・教職員全員が必ず、一度は関わる工夫をする。関わり方は、直接的でも間接的でも良い。

  授業教材、課題研究など現在あるものを極力テーマに結び付けて関連付ける視点で取り組む。

 

  製作物の数によっては、一部を東日本大震災の被災地に昨年に引き続き送る。

 

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4.連携予定組織

   ・一年生    保育体験実習予定保育園

   ・2、3年生  富士市社会福祉協議会、富士市内介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム) 

             平成24年度は鑑石園(原田地区)と連携させていただくことになりました。

   ・交流委員会等は、随時富士特別支援学校などと連携を調整する。

   ・「役立ち感」育成の活動であれば、校内の団体、連携外部組織は限定せず、随時調整し判断する。

 

5.活動実践経過

 4月~5月 鑑石園でアンケートをとって要望をまとめてくれました。

 

  ・タイマー付きの時計(時間制限で歩行訓練をする)

  ・なるべく小さな歩行器

  ・ベンチ(座るところや背中を柔らかい素材にしたもの)

  ・食事を食べやすくするスプーンやフォーク

  ・簡単なレクリェーション的なゲーム

  ・車いすのタイヤ(パンクが直せるもの)

  ・木を素材にしたゲーム(ジグソー的パズル)

  ・コップの倒れるのを防ぐもの

  ・物入れ

  ・車に乗る時の踏み台

  ・下の公園に行く時のスロープ

  ・もぐらたたきのようなゲーム

  ・トイレ用テーブル

  ・早押しクイズのようなゲーム(3~4人用)

  ・台車

  ・外灯、常夜灯

  ・ハンドクリップ

  ・椅子からのずり落ちを防ぐもの

  ・アクリルか木の日めくりカレンダー

  ・スマートボールのようなゲーム

 

 どれだけの要望に応えて製作できるか・・・・

 鑑石園(5月15日)機械科2年生

 

 直接訪れて、話を伺い要望を聞いたり、生活に役立つものを考えました。(機械科)

 

 富士特別支援学校(5月19日)

 

 バレーボール部員が運動会のお手伝いに行きました。

 

 富士特別支援学校(5月23日)

 

 交流委員会の教員が、富士特別支援学校を訪問、連携や支援の在り方を検討していく参考にする。

 

 鑑石園(5月24日)全学科

 

 全学科の代表で、お話を伺いに行きました。担当の方のお話も伺いました。

 

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 6月神奈川工科大学福祉アイデアコンテスト エントリー採択

 

 機械科3年

        澁谷 怜 「ガーディアン」(PDF)

        石原静也 「GOGOステッキ」(ゴーゴーステッキ)(PDF) 

        鈴木雅哉 「パズカレ」(PDF)     

        鈴木聖基 「派目派図」(はめぱず)(PDF)

 

 機械科(2年生)作業コツコツ

 

 水耕栽培用のプランターを作成

 

 

 富士山型の置物(ペーパーウエイトにもなる)削り出して形を整える

 

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 7月7日(土)「神戸幼稚園」の夕涼み会のお手伝い 自動車部

 

 来場した人たちが、元気で優しい気持ちになれるひと時を・・・・・

 

 7月22日 神奈川工科大学福祉アイデアコンテスト発表会

 

 

 鈴木雅哉君 「パズカレ」 パズルとカレンダーを組み合わせ

 

 

 鈴木聖基君 「派目派図」 木材を使った易しい立体型のはめ込みパズル

 

 

 エントリーした人たちの前でプレゼンテーション。     鈴木雅哉君の「パズカレ」ユニーク発想賞を受賞

 

 7月26日 システム化学科 鑑石園で絵付け作業した風鈴完成

 セラミック風鈴

 

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 8月 上旬 システム化学科 ひまわりがピンチ!!(各校とも生育が芳しくない)

 

 本校の校門前                    本校の校舎前

 

 

 大渕第一小学校 は 土地を借りて栽培してくれていました。生育は良好な方です。

 

 

 丘小学校 は 学校前の土地と校舎の前庭と2か所で栽培してくれました。

 

 

 富士見台小学校 は 校舎の北側でした。

 

 

 富士第一小学校 は 工事で庭に入れず管理できなかった。 須津中学校 は 種が古かったようで、発芽少数でした。

 

 栽培に取り組んでくれた 小中学校のみなさん へ

  様々な事情があるにもかかわらず、取り組んでいただき本当にありがとうございました。今年の猛暑と種の品質などの

 問題もあり、全般的に生育はよくありません。一生懸命に、水やりなどの世話をしてくれたと思います。期待通りになら

 ず、嫌な思いをさせて申し訳ありません。富士第一小学校には、工事で世話のできない状態になってしまい、申し訳あり

 ませんでした。

  しかし、皆さんが「ひまわり」を育てようとしてくれた思いは、無駄にはしません。9月になりましたら、連絡させて

 いただきますが、茎を刈り取って、紙に関する何かのものに活用したいと思います。もしかしたら、量が少なくパルプに

 できないかもしれません。その時は、本当に申し訳ありませんが、ご容赦ください。

  また、吉原工業では10月の文化祭(吉峰祭)や役立ち感育成のために、様々なものを生徒が製作しています。各学校で

 役に立ちそうなものを、11月頃にお届けできるかもしれません。

  これに懲りず、今後とも富士市の未来のために、一緒にものづくりに取り組んでいきたいと思います。連携・協力をよ

 ろしくお願いします。

                      静岡県立吉原工業高等学校長  森 和彦

 

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 8月18日(土)キッズジョブ(富士山メッセ)!!参加(機械科)

 

 機械動物や組み立てて遊ぶ広場の準備

 

 学校で製作したものも展示(福祉機器も含む)      受付では列ができ、すぐに満員!!

 

 吉原工業生徒が、一緒に作るのをお手伝いします。 お父さん、お母さんも・・・

 

 できたら、広いところで試します。           福祉機器などの展示も触って体験!!

 

 機械動物をくみたてたり、紙の組み立て車で遊んだり、工業高校生も様々な人と話し、勉強になっています。

 

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 8月23日(木)リハビリテーション工学協会主催 福祉機器コンテスト2012(於 福岡県)

 

  本校から、機械科3年 澁谷怜君、鈴木聖基君、鈴木雅哉君、石原静也君のチームで作成した

  「ハンド君弐号機」(PDF) で応募しました。

 

 

 ペットボトルの栓、ネジを使い、手先を訓練、スパナや工具を使いねじまわしの訓練。大学生などに混じって、説明、プレゼン。

 

8月30日(木)リハビリテーション工学協会主催 福祉機器コンテスト2012 学生最優秀賞受賞決定

 

 右から、澁谷君、鈴木雅哉君、鈴木聖基君

 

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9月8日(土)システム化学科ヒマワリ刈取と集約

 

 

 9月7日までに栽培協力してくれた小中学校の茎を集約、富士宮市村山など連携協力地の茎も集約。1.4トンくらい

 今後、パルプ化し、ロール作成の予定。包装紙の図柄やメッセージなどを連携小学校から募集予定。

 「役立ち感」から、高齢者や被災地への思いやりを込めたものを・・・・

 

9月28日(金)日本リハビリテーション工学協会福祉機器コンテスト2012表彰式

 

 東京ビックサイトで、表彰式。学生部門最優秀です。優秀校は、東京大学、東洋大学、「高校、大学、専門学校」

 すべてを含めての学生部門ですから、この賞の受賞は本当に素晴らしい。2年連続受賞です。

 

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10月21日(日)富士市 福祉祭りに参加、出展しました。

呼び込みの声も響きます。               福祉ゲームの「パズカレ」、「派目派図」は大人気!

福祉機器コンテスト最優秀賞の「ハンド君弐号」を説明。  献血をお願いする本校のアボチャンサポーター。

 

 素晴らしい秋晴れの中行われ、多くの人で賑わいました。

 昨年被災地支援でソーラー該当製作でお世話になった、(株)オーディックスさんも一緒に出展しました。

 いきいきと人のために、役立ち、輝く高校生であってほしいと思います。

 

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11月4日(日)サイエンスプロジェクト(富士第一小)に参加出展しました。

 

 オリジナルの石鹸作りは、親子に人気で行列ができていました。(システム化学科)

 

11月4日(日)富士山紙フェア(富士山メッセ)も参加出展しました。(システム化学科)

ひまわりロールを説明し、小学校、中学校で描いてもらったメッセージ入り包装紙で、介護施設(16日)に届けます。

 

 

11月6日(火)明日7日・8日は1年生保育体験実習です。各学科で製作物を持参していきます。

電気科 厚紙のパズル?              機械科 ゴミ箱抱えて削っています。遊んだことがあるかな?

 

11月7日(水)機械科、電気科、システム化学科は保育体験実習です。

中でも、外でも、体を使って活躍です。

発表会の観客役?                   並んで!!

昨日まで、作った「竹とんぼ」が大活躍、喜んでもらえて良かったね!!

 

11月8日(木)電子機械科、電子科、数理工学科の保育体験実習です。

外でドッヂボールをやってます。

用意した風船でバルーンアートか?

お弁当はおいしいかな?          食後の運動も・・・・

 

 からだは、大きくても、とってもやさしい若者たちです。

 

11月13日(火)システム化学科「ひまわりロール」作成に協力してくれた、富士見台小学校へお届け!

小学生に、包装紙を描いてもらいました。 全員分を積み上げて、自分の描いた包装紙のものを探します。 あったかな?

改めて贈呈!!  記念写真もばっちり。静岡新聞、富士ニュースも取材に来てくれました。世界に一つのロール紙です。

 

その他の協力いただいた学校にも、これからお届けします。

 

 

11月14日(水)電気科で「鑑石園」のエアコンフィルターをきれいにします。

はずして持ち帰り、きれいにしてから、来週設置に伺います。電気科は、製作物よりもメインテナンスで活躍です。

 

11月16日(金)午前、全学科で製作物をお届けし、説明しながら交流しました。

PTAの役員さんが、製作物運搬に協力してくれました。

鑑石園の中へ

ケーブルテレビの取材もありました。          司会の上村さん、山本さん

最初に、学科ごとに1つずつ説明しました。

スイッチを入れて実演。             ロールの説明も

ガーデンカートの製作過程。

手洗い用の石鹸も作って、配りました。        目線を合わせてひまわりロールの説明です。

電子科の押しボタン。クイズ大会をやってください!!   電子機械科、パンダパズルを手に取って。

最後に、施設長さんから・・

 

校長から 平成24年度役立ち感育成プロジェクトについて

 本年度のプロジェクトも、来週、電気科の生徒がきれいにしたエアコンのフィルターを設置して、一区切りとなります。関わっていただいた、多くの皆様に感謝し、お礼申し上げます。生徒が心から「ありがとうございます。」と言える若者に、また皆様から「ありがとう」と言ってもらえる若者に育っていくことがこの活動の狙いでもあります。人を思い、人のために尽くせる、心やさしい若者に「ものづくり」をとおして成長させていく活動を、これからも続けていきたいと思います。本当にありがとうございました。

 人の心の在り方、成長に目を向けた教育活動を、これからも継続的に続けてまいります。

 

  静岡県立吉原工業高等学校長  森  和 彦

 

11月19日(月)応援委員会が、富士特別支援学校で演武を披露しました。

 

交流委員会から依頼があり、高校生の本格的な応援活動を披露しました。23日には、富士地区5校の応援大会がホワイトパレスで行われます。

 

12月6日(木)システム化学科丸山先生とバレーボール部が、富士特別支援学校で出張授業。

 

 

 

 

電気でパンを焼く、「電気パン」を作りました。2年生・3年生40人が自分で、牛乳パックを切ったり、分量をはかったりして実験しました。

バレーボール部の生徒たちも積極的に関わり、「人に伝えることの大切さ」を学びました。

 

1月26日(土)富士特別支援学校の学習発表会を、お手伝いに行きました。

バレーボール部は、バザーの会計などを手伝い、機械科の生徒がミニ動物ロボットの作成をお手伝いしました。

吉原工業の福祉機器コンテストなどの製作物も展示しました。しっかりと機器の説明ができました。

 

「人を思いやれる、優しい社会の構築」に、ものづくりで貢献してほしい。

 

2月20日(水)富士医交会に招かれ、福祉機器の開発などについて、交流しました。

役立ち感育成や交流委員会などで、中心的役割を果たしてくれる佐藤教諭の説明後、3年生のプレゼンです。

意見交換も行われ、今後の参考になったと思います。富士市の工業の未来を担う自覚をもってください。

 

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