吉工の学習について

Q1.工業高校とはどういう役割をもち、何を学ぶ学校ですか

資源の少ない日本では、原材料を諸外国から輸入し、それを加工して製品を作り、収益を上げて国づくりをしてきました。このような日本の工業を支える中堅技術者を育成する機関の一つとして工業高校は長年にわたって責務を果たしてきました。今後も、豊かで活力ある社会を維持して行くために、工業高校への期待はますます高まって行くものと思われます。

近年、技術革新、国際化、情報化、少子高齢化等により日本の社会が大きく変化しています。それにともない、就業構造がめまぐるしく変化し、職業生活において必要とされる専門能力も高度化してきています。したがって、今後の日本においては、自ら考え、判断し、行動できる資質や能力を持つとともに、高度の専門的な知識や技術・技能を有する人材(スペシャリスト)がこれまで以上に必要とされると考えられています。工業高校は、このようなスペシャリストの基礎を培うという役割を担っているのです。工業高校ならではの実験・実習などによる体験的・実践的な学習は、このような学習意欲の喚起と問題解決能力の育成に資するものと考えています。そして、進展を続ける技術社会においては、卒業後も大学等の教育機関や職場等において、生涯にわたり継続して専門能力を向上して行くことが必要とされています。その基礎となる知識や技術・技能、学び方などを学習して行くところ、それが工業高校なのです。

Q2.吉工にはどんな科がありますか

機械、電子機械、電気、電子、システム化学、数理工学の6つの科があります。工業の全般的な学習と、それぞれの分野の基礎・基本から先端技術まで学びます。

各科の詳しい内容は、各科紹介を御覧ください。

Q3.どの科を選んでよいのかわかりません

中学生で将来を展望して専門を決めることは、難しいかもしれませんね。工業高校だから将来はこうとか、この科を専攻すると将来はこの分野とか、決めつけて考えない方がいいと思います。各科の詳しい紹介をまず読んでみましょう。6つの科のうち少しでも興味や関心がわいた科を選べばよいでしょう。どの科が難しくて、どの科が易しいということはありません。知っておいていただきたいことは、現在の工業技術は様々な専門技術が寄り集まって成り立っているということです。例えば自動車などは、機械・電気・材料・化学その他あらゆる要素の入った複合技術の結晶なのです。現代は、どの分野でも一つの専門知識で事足りるということはありません。吉工での学習は、あくまでもその入り口選びにすぎません。工業のことが好きならどの科を選んでもよいでしょう。一番大切なことは、入学してから、また、卒業後も進学・就職にかかわらず意欲的に学んでいこうとする態度なのです。

Q4.女子が入れるのはどの科ですか

どの科でも入学を歓迎しています。科によって入学してくる女子生徒の数は多少の差はありますが、皆意気揚々と吉工生活を楽しく送っていますので心配はいりません。是非希望してみてください。

医薬、化学分野のほか、機械加工業、電子部品製造業、建設業など、近年の女性の社会進出にはめざましいものがあります。また、少子高齢化社会を迎える日本にとっては、様々な分野で女性が社会進出することが大変大切なことなのです。女性ならではの豊かな感性で、工業分野への研究・取り組みにチャレンジしてみてください。

28年度現在の女子の在籍数は、1年22人、2年12人、3年26人 計60人です。

Q5.実験や実習とはどのようなものですか

専門教育では実験・実習のような体験的学習は大切な授業です。ですから時間数もたくさんとってあります。毎週3~6時間、少人数のグル-プに分かれてそれぞれのテーマで学習します。少人数ですからほとんどマンツーマンで、わかりやすい指導を納得のいくまで受けることができます。

入学当初は、工業全般の基礎的実験・実習を行いますが、学年が進むにしたがって専門性が高まっていきます。教室で学んだ事柄を、先端的な設備も多く活用して、体験的・実践的に学習していきますので、理論の理解が一層深まるとともに、その分野への興味・関心が湧き、さらなる学習意欲の向上につながります。また、先生やグループの仲間達と一緒に活動したことは、卒業後の楽しい思い出にもなります。

実験・実習の内容及び施設・設備は、各科紹介を御覧ください。

Q6.どんな資格がとれますか。

本校ではいろいろな資格の取得を奨励しています。資格取得に関連した授業もあります。ただ、本校に入学したからといって資格が取れるわけではありません。何よりも本人の努力が必要です。本校では毎年多くの生徒が資格試験に向けた努力をして結果を得ています。

詳しくは、こちらをご覧下さい。

Q7.工業の専門教科以外にどんな教科を勉強しますか

工業高校では、専門教科以外に中学校でも勉強している国語、社会、数学、理科、英語、体育などの普通教科も当然勉強します。中学校までの基礎をふまえて、わかりやすい授業を行っていますが、基本は中学校までの学習ですのでしっかり勉強しておいてください。

授業時間の割合は専門教科が3~4割程度、普通教科が6~7割程度です。詳しくは、各科紹介を御覧ください。