吉原工業高校における学習、進路、生活についての質問についてお答えします。
進学を考えている方は、是非読んでいただき進路を考える上で参考にしてください。

吉工の学習について
Q1 工業高校とはどういう役割をもち、何を学ぶ学校ですか。
Q2 吉工にはどんな科がありますか。
Q3 どの科を選んでよいのかわかりません。
Q4 女子が入れるのはどの科ですか。
Q5 実験や実習とはどのようなものですか。
Q6 最新の技術が高校で学べるのですか。
Q7 どんな設備がありますか。
Q8 どんな資格が取れますか。
Q9 工業の専門教科以外にどんな教科を勉強しますか。


吉工からの進路について
Q10 吉工の卒業生の進路状況を教えてください。
Q11 吉工の卒業生はどんなところに就職していますか。
Q12 吉原工業高校への求人の様子はどうですか。
Q13 最近の求人の特徴は何ですか。
Q14 吉工からはどんな大学に進学していますか。
Q15 普通科の高校から進学するのと、吉工から進学するのとの違いは何ですか。
Q16 では進学を目指すにはどうしたらいいのですか。
Q17 吉工から4年制大学へ進学できますか。
Q18 たとえば、機械科からは4年制大学の機械工学科以外の学科には進学できませんか。
Q19 大学や短大に進学する生徒に援助はしていますか。
Q20 大学に進学するにはどこの科が有利ですか。
Q21 上級学校に進学する時の試験について教えてください。
Q22 専門高校卒業生選抜について詳しく教えてください。


吉工の生活について
Q23 どのような学校行事がありますか。
Q24 どんな部活動がありますか。
Q25 省エネカーレースやロボット競技大会とはどんなものですか。
Q26 校則は厳しいですか。
Q27 吉工の日課を教えてください。




吉工の学習について
Q1 工業高校とはどういう役割をもち、何を学ぶ学校ですか。

A: 資源の少ない日本では、原材料を諸外国から輸入し、それを加工して製品を作り、収益を上げて国づくりをしてきました。このような日本の工業を支える中堅技術者を育成する機関の一つとして工業高校は長年にわたって責務を果たしてきました。今後も、豊かで活力ある社会を維持して行くために、工業高校への期待はますます高まって行くものと思われます。
   近年、技術革新、国際化、情報化、少子高齢化等により日本の社会が大きく変化しています。それにともない、就業構造がめまぐるしく変化し、職業生活において必要とされる専門能力も高度化してきています。したがって、今後の日本においては、自ら考え、判断し、行動できる資質や能力を持つとともに、高度の専門的な知識や技術・技能を有する人材(スペシャリスト)がこれまで以上に必要とされると考えられています。工業高校は、このようなスペシャリストの基礎を培うという役割を担っているのです。工業高校ならではの実験・実習などによる体験的・実践的な学習は、このような学習意欲の喚起と問題解決能力の育成に資するものと考えています。そして、進展を続ける技術社会においては、卒業後も大学等の教育機関や職場等において、生涯にわたり継続して専門能力を向上して行くことが必要とされています。その基礎となる知識や技術・技能、学び方などを学習して行くところ、それが工業高校なのです。



Q2 吉工にはどんな科がありますか

A: 機械、電子機械、電気、電子、システム化学、数理工学の6つの科があります。工業の全般的な学習と、それぞれの分野の基礎・基本から先端技術まで学びます。
   各科のくわしい内容は、各科紹介を御覧ください。



Q3 どの科を選んでよいのかわかりません。

A: 中学生で将来を展望して専門を決めることは、難しいかもしれませんね。工業高校だから将来はこうとか、この科を専攻すると将来はこの分野とか、決めつけて考えない方がいいと思います。各科の詳しい紹介をまず読んでみましょう。6つの科のうち少しでも興味や関心がわいた科を選べばよいでしょう。どの科が難しくて、どの科が易しいということはありません。知っておいていただきたいことは、現在の工業技術は様々な専門技術が寄り集まって成り立っているということです。例えば自動車などは、機械・電気・材料・化学その他あらゆる要素の入った複合技術の結晶なのです。現代は、どの分野でも一つの専門知識で事足りるということはありません。吉工での学習は、あくまでもその入り口選びにすぎません。工業のことが好きならどの科を選んでもよいでしょう。一番大切なことは、入学してから、また、卒業後も進学・就職にかかわらず意欲的に学んでいこうとする態度なのです。



Q4 女子が入れるのはどの科ですか

A: どの科でも入学を歓迎しています。科によって入学してくる女子生徒の数は多少の差はありますが、皆意気揚々と吉工生活を楽しく送っていますので心配はいりません。是非希望してみてください。
 医薬、化学分野のほか、機械加工業、電子部品製造業、建設業など、近年の女性の社会進出にはめざましいものがあります。また、少子高齢化社会を迎える日本にとっては、様々な分野で女性が社会進出することが大変大切なことなのです。女性ならではの豊かな感性で、工業分野への研究・取り組みにチャレンジしてみてください。
 18年度現在の女子の在籍数は全校で36人います。



Q5 実験や実習とはどのようなものですか

A: 専門教育では実験・実習のような体験的学習は大切な授業です。ですから時間数もたくさんとってあります。毎週3〜6時間、少人数のグル−プに分かれてそれぞれのテーマで学習します。少人数ですからほとんどマンツーマンで、わかりやすい指導を納得のいくまで受けることができます。
   入学当初は、工業全般の基礎的実験・実習を行いますが、学年が進むにしたがって専門性が高まっていきます。教室で学んだ事柄を、先端的な設備も多く活用して、体験的・実践的に学習していきますので、理論の理解が一層深まるとともに、その分野への興味・関心が湧き、さらなる学習意欲の向上につながります。また、先生やグループの仲間達と一緒に活動したことは、卒業後の楽しい思い出にもなります。
   実験・実習の内容は、学科紹介を御覧ください。



Q6 最新の技術が高校で学べるのですか。

A: 確かに、近年の技術革新にはめざましいものがありますね。しかし、吉工をはじめ多くの工業高校で、最新鋭の施設・設備を毎年設置し続けています。もちろん、すべての分野で先端的な設備をそろえることはできませんが、本校の施設・設備は、地元の会社の人たちが羨むほど充実しています。また、実験・実習に使用するテキストは、設置されている施設・設備に応じて、私たち職員が自ら内容を検討し、作成したものを使用しています。もちろん、普遍的に必要とされる技術習得のための実習もありますが、すべて同じ内容で毎年繰り返しているのではありません。常に社会の技術革新に目を向けながら、最新の技術を積極的に取り入れるよう心掛けているのです。ハイテクに興味ある君、期待してください。



Q7 どんな設備がありますか。

A: 工業の基礎・基本を習得するための設備や、先端技術を学習する設備がたくさん設置されています。例えば、県内でもいち早く取り入れた最新機種によるインタ−ネッ  ト、校内コンピュータネットワ−クシステム、30万倍の世界と遭遇できる電子顕微鏡、コンピュ−タを使っていろいろな物を加工する各種の数値制御工作機械などたくさんあります。
 施設・設備の詳しい内容は、学科紹介を御覧ください。また、実際に見たい人はいつでも見学にきてください。



Q8 どんな資格が取れますか。

A: 本校ではいろいろな資格の取得を奨励しています。資格取得に関連した授業もあります。たqだ、本校に入学したからといって資格が取れるわけではありません。何よりも本人の努力が必要です。本校では毎年多くの生徒が資格試験に向けた努力をして結果を得ています。参考までに昨年度(H17度)は、国家試験の危険物取扱者・電気工事士・工事担当者・毒劇物取扱者・初級システムアドミニストレータ・技能検定(テクニカルイラストレーション・旋盤・マシニングセンター)のほか、計算技術検定・情報技術検定・製図検定・日本語ワープロ検定・工業英語検定・実用英語技能検定などに合格しています。


Q9 工業の専門教科以外にどんな教科を勉強しますか

A: 工業高校では、専門教科以外に中学校でも勉強している国語、社会、数学、理科、英語、体育などの普通教科も当然勉強します。中学校までの基礎をふまえて、わかりやすい授業を行っていますが、基本は中学校までの学習ですのでしっかり勉強しておいてください
 授業時間の割合は専門教科が3〜4割程度、普通教科が6〜7割程度です。詳しいカリキュラムは、学科紹介を御覧ください。




Q13 最近の求人の特徴は何ですか。

A: 専門的な力を持った生徒を求める企業が増えています。経済や社会の状況が大きく変わり、企業の中での仕事の仕方も変化しています。職場のリーダーとして、あるいは企業の熟練した技能を確保する仕事が求めるれるようになっています。



Q14 吉工からはどんな大学に進学していますか。

A: 進路情報をご覧下さい。いろいろな学部に進学していますが、やはり工業関係の学部がが中心です。このように4年制大学への進学は本校にとって決して特別なものではありません。



Q15 普通科の高校から進学するのと、吉工から進学するのとの違いは何ですか。

A: 本校の大学進学の特徴は、工業高校生だけ、あるいは専門高校生だけを対象にした大学入試の特別枠を利用できることです。これは普通科から進学するのとは全く別のルートです。こうした入試の枠は年々広がっており、4年制大学への門戸は広がっています。
  また、最近ではそうした特別枠を使わない入試に挑戦する生徒も増えています。 



Q16 では進学を目指すにはどうしたらいいのですか。

A: 授業が大切で、授業をしっかりと受け、理解することが前提です。工業高校は、全科目の約60%を国語や英語などの普通科目、残りの40%は工業に関する専門科目を学習します。必要な生徒は選択科目で英語や数学をより深く学び、大学等に進学してから困らないようにします。補習や模擬試験なども行われており、積極的な活用が望まれます。



Q17 吉工から4年制大学へ進学できますか。

A: 吉工からは毎年10%強の生徒たちが4年制大学へ進学しています。平成17年度は国立大学へ7人進学しました。合格状況は進路情報を御覧ください。工業高校は就職のための学校でしたが、現在では進学50%、就職50%となりました。  3年間学習した内容をさらに勉強したくて進学していく生徒たちや、学校生活の中で新しい目標を見つけその目標に向かって勉強していく生徒たちがいます。この生徒たちは目的意識がはっはりしているので大学でも非常に優秀な成績を修めています。
 工業高校から4年制大学に進学しても決して困ることはないと思います。



Q18 たとえば、機械科からは4年制大学の機械工学科以外の学科には進学できませんか。

A: 自分が3年間学んだ専門より、もっと勉強したい専門分野ができてその専門分野に進学していく生徒が毎年何人かいます。なかには、文系の大学に進学していく生徒がいます。これからも勉強していく姿勢があればいいと思います。



Q19 大学や短大に進学する生徒に援助はしていますか。

A: 授業が一番大切で、授業をしっかりと行うことが前提です。
  工業高校は、全科目の約60%を普通科目、残りの40%は専門科目を学習します。進学希望の生徒は選択科目で英語や数学をとり、なるべく大学等に進学して困らないようにしています。それだけではまだ不足するので、進学補習で補います。
  進路指導部としては次の2点を主軸として援助しています。
(1) 「受験に必要な学力づくり」と「進学後困らない基礎学力づくり」を目標に補習を実施します。
(2) 自分の実力を知るための、模擬試験を実施します。



Q20 大学に進学するにはどこの科が有利ですか。

A: どの科からでも進学できます。本人の熱意と努力があれば進学できます。ほとんどの生徒は「推薦入試」を利用します。推薦入試の面接では今までどのような生活を送ってきたかを問われます(口頭試問を行うところもあります)。部活動、課題研究、資格取得、などのことを通して何をどのように勉強を続けていきたいのかを発表します。
  どの科からでも進学することができます。数理工学科は英語や数学の勉強時間が他の科よりも多いので、センター試験を利用し推薦入試に挑戦する場合は便利です。



Q21 上級学校に進学する時の試験について教えてください。

A: ほとんどの生徒が「推薦入試」を利用しますので、その推薦入試の種類について説明します。

(1) 指定校推薦
大学や短大側が吉工を指定してくる(科まで指定する大学もある)推薦入試です。指定数は、本校の実績によって変動することもあります。
(2) 専門高校卒業生選抜
工業(専門)高校生だけを対象に行われる試験。
(3) 特技推薦
資格や技能を持っている受験生を優遇する推薦入試。本校で取得した資格を大学に積極的に評価してもらい受験していきます。工業高校生にとっては、有利な推薦入試です。
(4) スポーツ推薦
スポーツや文化・芸術活動などで、優れた成績を修めた生徒を対象にした推薦入試。
(5) 女子学生推薦
女子だけを対象とした推薦試験。社会科学系や理工系の学校で実施している。




Q22 専門高校卒業生選抜について詳しく教えてください。

A: 工業高校(専門高校の1つ)の卒業生のための選抜試験。推薦試験と一般試験がある。国立大学ではセンター試験を受験しなくてもいい推薦入試と、センター試験を受験する推薦入試と一般試験があります。吉工でもこの3通りの方法を使って国立大学に進学しています。なお、私立大学でも実施しているところがあります。



吉工の学習について
Q23 どのような学校行事がありますか。

A: 6月の上旬には体育祭があり、クラス対抗で行われます。特に最後に行われるリレーでは、走る人も応援の人もエネルギーを爆発させ、大いに盛り上がりを見せています。そして10月の第1日曜日には、本校最大のイベント「吉峰祭」があります。3年生は各工業科展、2年生は模擬店、1年生は会場準備・クラス展等と役割があり、早くは1学期後半から準備を始めているところもあります。また、文化部の発表や体育部(運動部)の招待試合等もあり活気にあふれています。また、1月にはマラソン  大会が開催されます。男子の部は10q、女子の部は5qで鈴川の海岸沿いに走ります。その後は温かい豚汁や飲物が用意されています。学年別には1年生は5月に集団宿泊研修「山の村」があります。寝食を共にし、人間的なふれあいを深めるために2泊3日で行っています。終わって帰ってくるとクラスの輪も一段と強くなり、高校生活3年間の始まりとなります。2年生になると2月には修学旅行が待っています。ほとんどの人が初めての経験ですが、そこは若さでその上達は早く、今後の趣味の一つに加える人も多くいます。最後に3年生では、自分の進路を考えなくてはなりません。6月には卒業生との懇談会が組まれており、先輩の経験談を聞くことにより、自分の将来を考えるための手助けとなっています。その他、遠足や工場見学、講演会なども計画されています。



Q24 どんな部活動がありますか。

A: 体育部(運動部)、文化部に分かれ30の部活動があります。詳しい活動内容や戦績は部活動紹介をご覧ください。



Q25 省エネカーレースやロボット競技大会とはどんなものですか。

A: 省エネカーレースは、正しくは省燃費競技大会といいます。毎年秋に富士川の河川敷にあるグライダー滑空場で行われます。静岡県下の工業高校から自慢の省エネカーが集まり、技を競い合います。本校のベスト記録では1リットルのガソリンで625qも走っています。また、電気自動車などの競技もあります。将来この経験を生かし、環境に優しい自動車ができることを期待しています。
 現在ロボット競技大会には、静岡県工業高校生ロボット競技大会、東海地区工業高校生ロボット競技大会、全国産業教育フェアロボット競技大会、全国相撲ロボット競技大会等があります。どの大会においてもロボットは、つかむ・まわす・持ち上げる・運ぶ等の機能を持たせるため、高い技術が要求されます。また、時には激しく衝突したりしますので、強度も必要です。これらの条件を満たすために、生徒たちは工夫  を凝らして苦心の末作り上げます。これらハード面だけでなく、ソフト面すなわち相手を見て作戦を立てることも必要になります。このような面白さに魅せられ毎年多くのロボットが参加しています。精巧な出来映えで観客からため息の聞かれるもの、思わず笑ってしまうユーモラスなロボットなど力作ばかりです。テレビ放映も始まっていますので御覧になった人もいるかと思います。参加してみたいと思いませんか。



Q26 校則は厳しいですか。

A: 中学校との大きな違いは高等学校は義務教育ではないということです。最終的には自分の意志で入学するのですから、各自に責任ある行動が求められます。学校は集団活動をする場ですので、規律やルールはつきものですが、ごく当たり前のことが当たり前にできれば何の問題もありません。



Q27 吉工の日課を教えて下さい。

日課表
H・R 8:35〜8:45
8:50〜9:40
9:50〜10:40
10:50〜11:40
昼休み 11:40〜12:25
12:25〜13:15
13:25〜14:15
14:25〜15:15
HR 15:20〜15:25
清掃 15:25〜15:35

※ 行事等のある日は、特別日課(一時限あたり45分の短縮授業)となる場合があります。